女子大生の読書日記

ゆるっと、本の話を気まぐれに

【紹介】バズる文章教室 三宅香帆著

表紙はゆるいが中身は…!?

こんにちは、カナです。

今日紹介するのは、書評ライターである三宅香帆さんの

文芸オタクの私が教えるバズる文章教室です!

 

この本は文章の書き方講座というより、”自分がなんでこの作家さんの文章が好きなのか”の謎解き本であると思いました!

 

私は書店で手に取り、中身に少し目を通して購入しました。見た目はゆるい!しかし、読了してみると中身は盛りだくさん!という印象でした。

 

 

文芸オタクの私が教える バズる文章教室

文芸オタクの私が教える バズる文章教室

  • 作者:三宅香帆
  • 発売日: 2019/06/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

内容

バズるつかみ、バズる文体、バズる組み立て、バズる言葉選びの4章で構成されています。

小説、エッセイ、ブログ、CM、ビジネス書などなど様々なジャンルの引用とともに、どこにバズる秘密があるか簡潔に紹介されています。

 

バズる、バズる、バズる、バズる…感覚としてなんだか違和感を覚えます。もちろん、多くの人に読んでもらえるのが良いことも分かります。でも、バズるためだけに文章を書くわけではありませんよね。

 

そう思ってしまった人もこの本は満足度が高いと思います。内容が濃いからです!見た目に騙されないでくださいね(笑)

 

この本のベストな楽しみ方ランキング

  1. ”自分がなぜこの作家さんの文章が好きなのか”と謎を解く
  2. 好きな文章を見つける
  3. 文章の書き方を学ぶ

 

私は綿矢りささんの文章がとても好きなのですが、なぜ好きなのかがこの本を読んで解明しました。 そして、引用されている文章を読んで、この続きが読みたい!と思ったものもありました。

 

ただ、いざ自分が書き手になって真似ができるかと問われると、うーん難しい、、と思ってしまったので、この本は謎解き本と位置付けるのがよいと思いました。

 

 

 

小説好きにはハマる本なのでは?気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

それでは、みなさんに素敵な本との出会いがありますように。