女子大生の読書日記

ゆるっと、本の話を気まぐれに

【紹介】瀬尾まいこ『天国はまだ遠く』

 

【紹介】 瀬尾まいこ 『天国はまだ遠く』

みなさんおうちで読書してますか?

こんにちは カナです!最近は大学も授業開始が遅れ、しかもオンラインになってしまい家にいる時間が大変長い所です。いくら読書が好きでもずっと家にいるのは少々つらいもので…

今日はそんな時にぴったりの本を紹介します。

天国はまだ遠く (新潮文庫)

 

 

あらすじ

仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰まりそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。巡り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう。自分の居場所がここにないことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。

 

おすすめの人

  • 何だか家でモヤモヤしている。(最近疲れている)
  • 旅行がしたい!
  • 自然やおいしいごはんに囲まれたい!

 

冒頭は少々暗いですが、そこまで心配せずに読んで大丈夫だと思います。

ページ数も183ページと短く、約2時間半程度でさらっと読めるので、気分転換をするにはちょうど良いです。

逆に今、壮大な感動を味わいたい人には物足りないかもしれません。

 

 

感想(ネタバレなし)

ひたすら瀬尾さんのやさしい文章に癒されました。限られた生活手段の中で生きることは、余分なものをそぎ落とし、心を満たしてくれるということをひしひしと実感しました。そして、自分の生きる場所をみつけ、やらなくてはいけないことをしっかりとしていくことの大切さを認識し直しました。おうちで過ごす時間が長いからこそ、自分の怠惰な面に辟易してしまう今日この頃。ありふれた日常に新鮮な空気を送りこんでくれる本です。

 

 

 

それではみなさんもぜひこの本を読んで、リフレッシュしてみてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

天国はまだ遠く (新潮文庫)

天国はまだ遠く (新潮文庫)